飲食店の椅子が壊れて、お客様が怪我をした。
という連絡を受けて様子を見に行った。
その店舗では、客様が座る椅子に量販店の椅子を使っていた。
これは、面倒だな、とお客様を病院へ連れて行く手伝いだけして帰ることにした。
店舗は家具にとって厳しい環境だ。
冷暖房による温度差、出入りするお客様の多さ。
従業員が実際に使わないため、老朽化に気付きづらい。
など、専用の家具でなければ危険極まりない。
今回のような事故があれば、全額賠償は避けられない。
はやらない店なら危険は少ない。
客数の少ない高級店でも問題は少ない。
廉価でお客様を回転させる店が危ないのだが、家具に金はかけられないのが普通だ。
作り付けにしておけばよいのだが、そうでないと家具による事故は耐えない。
安全に見えるパイプの丸椅子やプラスチックの椅子でも事故がある。
木の椅子では、ささくれによる怪我まで補償しなければならない。
店舗用家具を高価だが、それなりの理由があるのだ。
買うのが嫌なら、立ち食い、たち飲み屋にすればいい。
作り付け家具が高いと思う店主もいるが、経験が浅い証明にしかならない。
小上がりが便利がられる理由の一つでもある。
本棚などは消耗品だと割り切るしかない。
調度に凝ろうとするなら数百万円の予算が必要だ。
町の量販店で店舗用の家具を購入するなど、あってはならない事だ。
飲食店の椅子を見れば経営状態が分かると言われる事など知らない素人が客商売に参入してくるから、荒れるのだ。
保健所の立ち入りは厨房しか見ないのに、飲食店事故には呼ばれ、指導を求められる。
素人に何を指導しろと言うのだろう。
経営状態をさらけ出す店舗の家具
Posted 7月 8th, 2011 by Wilson Cham2009-07-20